2017年 01月 16日
この世界の片隅で。 |
1月15日(日)。
良く晴れた冬空の一日。
マイミクさん激賞の映画を見て来た。
1/15
1月-7 この世界の片隅で。
2016年 東京テアトル 126分。
原作 こうの史代
脚本 監督 片瀬須直
出演 のん
見終わって数時間。
まだその興奮、余韻から覚めきれない。
この想いをどう表せばいいものか。
1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。
アニメーションを舐めていた、素晴らしい。
すずさんが可愛らしい。
周りの人物もみないい人ばかりだ。
こうして印象を述べてるだけで、なかなかその作品の核にたどり着く ようには思えない。
確かに反戦映画なのだろうが、それだけとも言えない。
戦時下、他所の町の防空壕に逃げ込んで助けてもらう場面がある。
空襲の後、近所の人におにぎりを分けてもらう場面がある。
自分たちも苦しいのに、お腹空いてるはずなのに、その優しさに感動しただけでもない。
何人かの登場人物が亡くなったから悲しいだけでもない。
玉音放送を聴いた後の、普段はぽわんとしているすずさんの予想外の激しい行動に突き動かされたわけでもない。
この感動の在処をこうですと言えないもどかしさ。
でも、この映画は素晴らしい。
思い出すだけで胸が熱くなる。
ふと、新藤兼人監督の「裸の島」を思い出す。
我々は毎日毎日、同じことを繰り返し日々の暮らし、営みを大切にして生きて行く以外にない。
それが一番尊く美しい。
「悲しくてやりきれない」
https://m.youtube.com/watch?v=C8IYZkoWodE
良く晴れた冬空の一日。
マイミクさん激賞の映画を見て来た。
1/15
1月-7 この世界の片隅で。
2016年 東京テアトル 126分。
原作 こうの史代
脚本 監督 片瀬須直
出演 のん
見終わって数時間。
まだその興奮、余韻から覚めきれない。
この想いをどう表せばいいものか。
1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。
アニメーションを舐めていた、素晴らしい。
すずさんが可愛らしい。
周りの人物もみないい人ばかりだ。
こうして印象を述べてるだけで、なかなかその作品の核にたどり着く ようには思えない。
確かに反戦映画なのだろうが、それだけとも言えない。
戦時下、他所の町の防空壕に逃げ込んで助けてもらう場面がある。
空襲の後、近所の人におにぎりを分けてもらう場面がある。
自分たちも苦しいのに、お腹空いてるはずなのに、その優しさに感動しただけでもない。
何人かの登場人物が亡くなったから悲しいだけでもない。
玉音放送を聴いた後の、普段はぽわんとしているすずさんの予想外の激しい行動に突き動かされたわけでもない。
この感動の在処をこうですと言えないもどかしさ。
でも、この映画は素晴らしい。
思い出すだけで胸が熱くなる。
ふと、新藤兼人監督の「裸の島」を思い出す。
我々は毎日毎日、同じことを繰り返し日々の暮らし、営みを大切にして生きて行く以外にない。
それが一番尊く美しい。
「悲しくてやりきれない」
https://m.youtube.com/watch?v=C8IYZkoWodE
by nenenene1234
| 2017-01-16 06:44