2016年 11月 05日
さすらいのフリーランス。 |
11月4日(金)。
春と秋の過ごしやすい季節が無くなって、日本は二季になっていると漫才のサンドウィッチマン・伊達みきおがブログに書いていた。
確かに。
けれど、二季のうちの夏は暑いけれど、長い一年を通して見るとそれは7月20日前後の梅雨明け宣言から8月20日前後にはもう台風が来るから、実質的には僅か一ヵ月の瞬間的な暑さである。
冬とは言えないにしても、寒い日の方が多い。
テレビ朝日系木曜日夜9時米倉涼子演ずる「doctor.X 大門未知子」が大好評で視聴率もいいそうだ。
オープニングのマカロニウエスタンを思わせる口笛の鳴る音楽、白衣を着た米倉涼子が形のいい脚で病院内を颯爽と歩き、そこに「フリーランスの天才外科医」みたいなナレーションが被ると確かにカッコいいし、期待が高まる。
たぶん、殆どの男が憧れるであろう「フリーランス」、または旅人、言葉を悪く言えば流れ者。
5月に入院した時に、付いてくれた看護師さんは残念なことに男性だった。笑。
彼は忙しそうに働く看護師さんだったが喋る口調が博多弁なのか、関西弁なのか、標準語も混じって聞き取りづらい。
彼は仕事の合間にこんな話をした。
「昨日は花見で二日酔いです」
「ここの人間とは呑まないです、職場の人間と呑んでも面白くないから」
「自分はここの社員じゃないです。派遣です。派遣の方が給料がいいから。でもしばらくはここにいるつもりで近くに引っ越して来ました」
彼はさすらいの看護師だったのだ。
その時感じた違和感。
この出身地が定かでない、派遣の看護師に身を委ねる不安。
大門未知子がいくら腕が良かろうと彼女が関西弁で「趣味は麻雀、自分は派遣」と言ったら命を預ける気にはならないだろうな。
まあ、ドラマだから成立するかもしれない。
腕に職を持ち、次々と条件のいいところで働くフリーランスの人間。
一見カッコよさげだけれど、今の社会では信用がないよな。特に命を預かる現場では。
5月にいた彼は、先日10月末にはもういなかった。
彼は口笛を吹きながら新しい職場に向かっただろうか?
春と秋の過ごしやすい季節が無くなって、日本は二季になっていると漫才のサンドウィッチマン・伊達みきおがブログに書いていた。
確かに。
けれど、二季のうちの夏は暑いけれど、長い一年を通して見るとそれは7月20日前後の梅雨明け宣言から8月20日前後にはもう台風が来るから、実質的には僅か一ヵ月の瞬間的な暑さである。
冬とは言えないにしても、寒い日の方が多い。
テレビ朝日系木曜日夜9時米倉涼子演ずる「doctor.X 大門未知子」が大好評で視聴率もいいそうだ。
オープニングのマカロニウエスタンを思わせる口笛の鳴る音楽、白衣を着た米倉涼子が形のいい脚で病院内を颯爽と歩き、そこに「フリーランスの天才外科医」みたいなナレーションが被ると確かにカッコいいし、期待が高まる。
たぶん、殆どの男が憧れるであろう「フリーランス」、または旅人、言葉を悪く言えば流れ者。
5月に入院した時に、付いてくれた看護師さんは残念なことに男性だった。笑。
彼は忙しそうに働く看護師さんだったが喋る口調が博多弁なのか、関西弁なのか、標準語も混じって聞き取りづらい。
彼は仕事の合間にこんな話をした。
「昨日は花見で二日酔いです」
「ここの人間とは呑まないです、職場の人間と呑んでも面白くないから」
「自分はここの社員じゃないです。派遣です。派遣の方が給料がいいから。でもしばらくはここにいるつもりで近くに引っ越して来ました」
彼はさすらいの看護師だったのだ。
その時感じた違和感。
この出身地が定かでない、派遣の看護師に身を委ねる不安。
大門未知子がいくら腕が良かろうと彼女が関西弁で「趣味は麻雀、自分は派遣」と言ったら命を預ける気にはならないだろうな。
まあ、ドラマだから成立するかもしれない。
腕に職を持ち、次々と条件のいいところで働くフリーランスの人間。
一見カッコよさげだけれど、今の社会では信用がないよな。特に命を預かる現場では。
5月にいた彼は、先日10月末にはもういなかった。
彼は口笛を吹きながら新しい職場に向かっただろうか?
by nenenene1234
| 2016-11-05 07:51